かつてアルキメデスは「不動の支点さえ与えられれば、地球であっても梃子で動かせる」と言った。実際に人間が梃子で地球を動かす場合、どの程度動かすことができるのか。
「それって実際どうなの課」という中京のテレビ番組があって、2021/10/20放送回で「春日は何馬力か」という企画を行っていた。1馬力は75kgのものを1秒間に1m動かす力で、春日氏は瞬間的に1馬力を超えていた。素晴らしい。hulu契約者なら見ることができます。この記録を参考にして、実際に春日氏が地球をどの帝都動かせるのか計算してみようと思う。
地球の重さはWikipediaによると約6.0×10^24kgのようだ(地球質量 - Wikipedia)。単純化するため、春日氏の力を60kgf·m/s(0.8馬力)に設定すると、梃子の長さは「地球側1m」なら10^23mの長さが必要となる*1。この梃子を春日氏が1メートル動かすと、地球は10^-23m動くことになる。これはwikipediaによると「長さの比較 - Wikipedia」1MeVのニュートリノの反応断面積の半径とのことで、人間が計測できる限界をはるかに下回る。よってオードリー春日氏なら地球を物理的に動かせるかもしれないが、まったく計測できないので証明できないというのが結論となる。
春日氏が一生梃子を動かし続けたところで、計測可能な長さ動かすことはできないだろう*2。