PCを購入するってのは結構なリスキーな行為だったりする。
個人的にはスペックとメーカーの評判で選定したりするのだけれど、スペック表ではわからない分野っていうのがあって、それは廃熱性能だったり拡張性だったりするのだ。20万近いPC買ってしばらくたったら、廃熱性能悪くてよく勝手シャットダウンしてしまうけれど、メーカーは購入時とのOS違い(Home→Proとか10→11とか)を盾にして対応してくれないとかね。
まあ、そんなこんなあって、メインPCについてはかなり注意して購入するんだけれど、メインPCはそこそこの性能が欲しいために、物理的に重くなってしまうので、最近は軽量性重視のサブノートPCを購入している。サブノートについてはとにかく軽量であればよいので、Windows11の動作保証(第8世代以降のIntelのCoreシリーズ)がなされている中古の軽量PCを購入しているのだ。
ということで、1年ほど前、中古市場を探していると、富士通のu938/sというPCが、軽量、intel第8世代*1でかつ安価な状態で中古市場に流れていることが判明したので、購入して使用している。
さて、サブノートなんてものは、壊れても構わないので、結構乱暴に取り扱う。特にひどいのが水回り近くでよく使用する。具体的には料理のレシピを検索、表示させながら使用したりするので、キーボードに水がかかったりするのだ。
水は絶縁体物質であるけれど、ものを溶かす機能が非常に高いので、すぐ水溶液になる。水溶液は絶縁体でないことが多い。例えば水道水はカルシウムかカリウムが解けた水溶液で、絶縁体でないし、キーボードにかかった水なんて言うまでもなく導体で、通電時の水道水まみれはショートによるキーボード故障を誘発する。ということで、キーボードが故障してしまった。まあ壊れても構わないといいながら、修理できるなら修理すればよいので、Amazonで交換用パーツを入手して修理することとした。
一般的にPCは軽量であればあるほど、分解組み立てが難しい。集積度が上がってしまうことや、軽量でありながら強度を保つための構造を必要とするなどの理由で、構造に無理があり、結果としてメンテナンス性が落ちることが多いのだ。とはいえ、パーツが販売されているということは、交換実績もあるんだろうと思い、特によく調べもせず購入したのであった。
さて、先日パーツが届いたのでPCを分解してみたところ、富士通さんのPCは結構ネジを多用してくれているので、特に問題なく分解は進んでいった。個人的には昔、本blogで記載したように、分解にテクニックが必要な爪固定やロック機構よりもねじ止めのほうが好きなのである。
裏ブタを開け、バッテリーを外し、マザーボードを取り外したあたりでだんだんと恐ろしいものが見えてきた。PC本体とキーボードは、ネジ固定が一般的ではあるけれど、この富士通の軽量PCは、「キーボードを本体(フレーム)に固定するためだけに、ネジ60本以上を使用していた」のであった。しかもそのネジは、超小さいネジで、誇張なしで吹けば飛ぶというか呼吸で動くレベルの大きさのネジであった。
このPCのメンテナンス性は決して悪くない。むしろSSD交換やメモリ交換程度であれば裏ブタ外すレベルで非常に簡単に行える。ただし、キーボード交換となると「難度はともかく死ぬほどめんどくさい」。「マジで超めんどくさい」。「ハゲそうなほどめんどくさい」。
おそらくこの設計は、軽量で強度を出すためにおこなったもので、合理性は高いと思う。ただし修理担当は地獄だったであろうから、富士通のリペアセンターの方や、カスタマーエンジニアの方には敬意を表そうと思ったのであった。
修理時間30分を見込んでいたが、なんだかんだで2時間くらいかかってしまった。とはいえ修理は無事終わったのであった。後ほど事例検索したところこんな事例が見つかった。機種は違うけれども非常に共感する。
reviewdays.com
まあ、なんというか、軽量のノートPCには気を付けよう(結論がおかしい)(そもそもこんな異常な使い方が悪いのだw)。