Azure管理のためのWEBアクセスをする場合、IEを選択せざるを得なかったのは昔の話で、今はchromeだろうがsafariだろうが全く問題なく接続できる。
よって、Azure環境への仮想マシンの新規立ち上げなど、WEBブラウザベースでできることは、ほかのOS環境でも問題なく行える。さらに、昨年11月にリモートデスクトップクライアントが、MS社からAndroid/iOS向けに提供されたことから、立ち上げた後のOS操作も問題なく行えるようになった。
これで、MicrosoftAzureのIaaS環境は、管理するためのOSを選ばなくなった。
さらに、2月に日本にAzureの拠点となるDCが2か所できたことで、企業内のルール的な面においても非常に導入の敷居が下がった。
金額も、最小構成を選べば、立ち上げっぱなしでも月2000円足らずでデータ転送費(ダウンロード)は5GBまで無料。MCTなら月10000円〜15000円、MSDNを契約しているのなら月5000〜15000円の使用クレジットが提供される。さらに30日間限定だが20000円のクレジットがトライアルとして提供されている。
試すなら今でしょ!ということで、Azure環境を試してみた。「せっかくだから俺はこのiPad Airを試すぜ」ということで、ついでにiPadで管理できるか実証してみる。
必要なもの
- まずは、なにはなくともMicrosoftアカウントを取得。これがないと始まりません。
- 次に、RD Clientをインストールしておきます。
- 無料を試す場合はキャンペーンサイトへGo
- MSDNで権利を行使したい場合はMSDNのAzureサイトへGo
- 権利をゲットしたらAzure管理サイトへGo。safariによる接続をおすすめ。
- 左バーの仮想マシンを選んだら、下の新規をクリック。簡易作成でDNSに好きな名前を英語で入力し、OSを選択し、サイズで仮想マシンのスペックを選びます。
- リモートデスクトップ接続するためのユーザ名とパスワードを入力します。
- リージョンで日本の西か東を選ぶ(西のほうが1割ほど安い)。
- 仮想マシンの作成をクリックする。
- 仮想マシンが作成され始めるので5分ほど待つ。
- 作成した仮想マシンの状態が「実行中」になったら、画面下部の「接続」をクリックするとRDP接続用ファイルがダウンロードされる。なぜかiPadの場合Chromeではダウンロードできなかったが、Safariではダウンロードできた。
- RDP接続用ファイルを実行すると、開くプログラムを指定しろと言われるので、RD Clientを選ぶ。
- パスワードを求められるので、簡易作成で入力したパスワードを入力する。
- リモート接続が無事遂行される。
- 尚、OSが2012の場合、簡単に日本語化可能です。
まあ、こんな感じで作成される。異常に簡単なのでやってみることをおすすめします。