売っているものを本質的に理解していない

親会社の製品企画課長と戦ったことがある。

基本的に親会社の作るソフトの品質はそれほど高くないものの、アフターケアがあるのでそこそこ売れている。B2Bで、不具合があってもお客さん自体でアップデートできるわけではなく、サービス会社のメンバーが復旧に出向いている。

という状況で、マイクロソフトさんがOSのアップデートを半期に一回*1行うという話が出てきた。この製品は過去もOSバージョンアップで動作しなくなったことがあった。アップデートで動作しなくなると、サービス会社のメンバーが不具合対応として予期しないタイミング(計画できないタイミングで)、かつ対応方法無しの状態で出かけなければならなくなるので、OSバージョンアップがでたら検証やってくれと依頼したところ、こんなやり取りとなった。

私:OSバージョンアップしたら検証するか、定期的なバージョンアップしないOS(LTSC版)で販売してください。
担当者:わかりました。検討します。

担当者:検討した結果、不具合が発生したら検証することになりました。
私:いやいや、あらかじめ不具合発生するか検証してくださいよ。検証して対応するまで、どれだけ時間がかかると思ってるんですか?その間被害増えるんですよ。
担当者:わかりました。検討します。

担当者:検討した結果、市場に存在するほかのソフトも不具合発生してからの対応なので、当社もそうすることとしました。
私:あなたの会社、不具合発生したらそこから予算とるでしょ。顧客何年待たせる気ですか。
担当者:わかりました。検討します。

担当部署の課長:検討した結果、市場に存在するほかのソフトも不具合発生してからの対応なので、当社もそうするのに何が不満なのか。
私:あなたの会社が販売しているのは何ですか。市販ソフトなんですか?
担当部署の課長:ソリューションだよ(自身満々に)
私:で、新しいOSが出たのに検証しないで、市場で不具合出るの待ってそれから対応策考えることのどこがソリューションなんですかね。客先の業務止めるわけですが。
担当部署の課長:・・・(回答できず)

まあ、そんなことがあって、無事定期的に検証をおこなうこととなったのであった。

ということで、課長クラスであっても、販売しているものを「言葉として」*2しか理解しておらず、「本質的には」理解していないことが分かったのだった。でもそんなもんなんだろう実際。

*1:当時、現在は年一回

*2:要するに会社として「ソリューションを販売してるんだよ」とさんざん言われてるので、反射的にソリューションという言葉は出てくるけれど、実際ソリューションというのがどういうことなのか腑に落ちていない