システム屋を長いことやっていれば、他人にOSインストールをやらせる為の手順書を作る機会もあるだろう。最近のOSインストールは非常に簡易だ。自分がやる分にはメモ書き程度でOKだが他人にやらせるような手順はハードコピー無しではつらい。だが、OSインストールのハードコピーをとるのは中々難しい。VGAOUTをキャプチャすればいいのだろうが、それが確実に可能な機器を探すのも困難だ（価格を問われなければ簡単に見つかるだろうが）。
方法はいくつかある。
よく使用されているのはデジカメだろう。デジカメで撮影し、それを文書に貼るか、撮影データをもとにそれっぽい画面をエディタでつくる方法がある。だが、デジカメで撮影したデータは文書に貼り付けると汚いし、エディタで画面を作るのは時間がかかる。
今もっとも簡単に、OSインストール時のハードコピーを採取する方法はVirtualPCだろう。VirtualPCを使用すれば、OSインストール時の画面出力はHostOSのウィンドウに出力される。このとき「右Altキー」＋「Aキー」で画面全選択、「右Altキー」＋「Cキー」でコピーが行われ、HostOSクリップボードに書き込まれる。あとは、HostOS側でクリップボードの画像を勝手に画像ファイルにしてくれるツールか何かを仕込んでおけば、ハードコピーが容易に得られる。
さすがにBIOS画面は採れないので、それについては別途検討すべきだが、大幅な時間短縮が行えるという意味において非常に意味があると思った。
