今更WindowsPCのSSDの換装をやったよ

自宅で使用しているWindowsPCのSSD(256GB)が手狭になったので、500GBのSSDに換装することにした。

そういえばWindowsPCのSSDの換装について、今の常識は昔の常識と様変わりしているので、「総合的に」記載しようと思う。

準備するもの(物理):
換装するSSD、DVDドライブ、DVD-R、PCのSSD容量より大きなUSB-SSD/USB-HDD(中身を消去してもよいもの)

①今代表的なSSDは3種類あるから、注意しよう。HDDから換装する場合は2.5型のSATA SSDで大体大丈夫だけれど、問題はM.2規格のSSDで、なんとM.2のSSDには2種類ある。ちょっと昔のノートPCはM.2のSATAタイプ、今のノートPCはM.2のNVMe(PCI)タイプがある。間違えると動作しないことが多いのです。
②DVDドライブはUSBタイプのものでよいですが、BIOS/UEFIでUSB-DVD起動できるかどうか確認しておきましょう。

準備するもの(論理):
パーティションいじるツール(AOMEI Partition Assistantなど)

手順:
0.ドライブを暗号化している場合、暗号化を解除しましょう。
1.コントロールパネルを開き「バックアップと復元(Windows7)」を開きます。
2.システム修復ディスクの作成を選びます。
3.DVDドライブにDVD-Rを入れて、システム修復ディスクを作成します。尚、システム修復ディスクはWindowsのインストールDVDで代用可能ですが、わかりづらくなるので割愛します。
4.USB-SSDをPCに接続し、フォーマットがNTFSかどうか確認します。exFATだった場合にはNTFSでフォーマットします(データは消えます)。
5.もしも換装先のSSDが換装前のHDDより容量が小さい場合、AOMEI Partition Assistantなどを使用して、パーティションサイズを縮め、さらにパーティションを前寄せして「換装先のSSDより小さいパーティションサイズ」にします*1
6.再度「バックアップと復元(Windows7)」を開きます。
7.システムイメージの作成を選びます。
8.イメージの作成先として、USB-SSDが選択されていることを確認します。
9.イメージ作成が完了するまで待ち、USB-SSDを外します。
10.上記3で作成したDVDをDVDドライブに入れておきます。
11.PCをSHIFTキーを押下しながらシャットダウンします。
12.SSDを交換します。
13.PCをDVD起動します。DVD起動のやり方はPCによって異なるので、PCのマニュアルを参照してください。尚、以下がヒントです。
・F11、F12キーを押下しながら起動でBIOS/UEFI設定を起動できることが多い。
・DVD装置はBIOSUEFI上では「ODD」という名前であることが多い。
BIOS/UEFI以外にもBoot Menuが用意されているPCがあり、この場合はODDを選べばよい。
14.DVD起動できたらUSB-SSDを接続します。
15.トラブルシューティングの詳細オプションで、「イメージでシステムを回復」を選び、新品のSSDに先ほどのバックアップ内容を書きこみます。
16.DVDを取り出し、USB-SSDを取り外し、PCを再起動します。
17.無事OSが起動したら、パーティションいじるツールで好きなパーティション構成に変更します。
18.必要なら再度暗号化します。

*1:Windowsの報告するパーティションサイズは「ギビバイト」、SSDのパッケージに記載されているサイズはギガバイトなので注意してください。ギガバイトギビバイトは7%程度サイズが異なります。1000ギガバイトは930ギビバイトくらい。同様にテラバイトとテビバイトは10%程度サイズが異なります。1テラバイトは0.91テビバイトくらい