平均年齢の算出方法

平均年齢を表す際に、小数点付きで表す場合がある。これは正しい表記だろうか。問題は、切捨ての結果を平均値の算出の分子として用いていいのかという話だ。
個人の年齢を指し示す場合、少数点以下を表すことは無い。年齢表記は基本的に少数点以下を切り捨てた値だ。
13歳とは生まれてから13年以上14年未満のことであるから、個人の場合13歳という表記において期待されるのは、生まれてから13.5年経過した状態だろう。よって平均年齢13歳といった表記の場合、生まれてからの平均年数は13.5年程度であることが推定される*1
母数が少ない場合は乖離が激しくなる。極端な例を示すと、生まれてから1.99年経過した人間が1人いて、生まれてから0.99年経過した人間が1人いたとする。この4人の平均年齢は1/2で0.5歳だ。だが生まれてからの年数で計算すると(1.99+0.99)/2で1.49才と約一歳の差が発生してしまう。なんと生まれてからの年数平均と平均年齢に300%近い差が発生してしまうのだ。

こんなことにならないように、母数が少ない状態で平均年齢を求める式*2は、
「(本日−生まれた日)/365.2425*3」の平均値から求めるのがいいんじゃないか。または、算出方法を併記すべきだ。
とかおもった。

誕生日だけ入っているテーブルと年齢だけ入っているテーブルで、平均年齢を求めると、どうしても0.5歳くらい差が出てしまうというお話でした*4

*1:母数が大きい場合

*2:母数が多い場合は0.5を単純に加算すればいいだろう。ただし、36.5日毎に0.1加算する必要がある。

*3:グレゴリオ暦上の一年:365+1/4−1/100+1/400

*4:excelならint関数を用いることで回避できる