今ちまたで販売されている、ガジェットっちゅうガジェットは、ほぼすべてPC等のUSBポートで充電できるようになっている。
ただ、本来USBという規格は、充電を目的としていないので、不都合もあったりする。PCのUSBポートを充電に使う際に、最も大きな問題の一つが、「充電時、PCから認識されてしまう問題」だ。最近のガジェット機器はUSBストレージを備えていたり、仮想CDドライブを備えていたり、カメラとして認識されたりする。面倒なのが、ストレージで、企業内では最近「USBストレージのPCへの接続」を明示的に禁止しており、そんな企業のPCではUSB接続しただけで、セキュリティソフトの監査に引っ掛かってしまうことがある。
交流-USB変換のアダプタを使ってもいいが、折角の「交流電源を直接使わず充電できる」メリットがなくなってしまう。
追記:
簡単な解決方法がひとつあって、それは「データ経路側を短絡させる」という方法だ。USBには「給電用」のラインと「データ用」のラインがあって、給電用のラインはそのままで、データ用のラインをこんな風にすればよい。
←デバイス側 PC側→ P────────────P D─────┐ ─────D D─────┘ ─────D P────────────P Pが電源経路、Dがデータ経路
デバイスのデータ側を短絡させるのは、データ側経路が断線していると、給電してくれないガジェットがたまに存在したりするからだ*1。これを実現するための、コネクタが以下のように売られている。
PSVITA用だけど、電源だけ供給するUSBポート作成用デバイスとして非常に有用なので、購入してみるといいかもしれない。