mixiの足跡機能が変更された件

mixiの足あとという機能にはメリットとデメリットがある。メリットは「いつ誰が来たのかがリアルタイムにわかる」ということ。デメリットは「訪問したことが必ず相手に伝わってしまう」ことだろう。最近はこのデメリットを改善すべく、1か月に10件までなら自分の訪問履歴をあいてに伝えないという機能も付加されていた。なかなかバランスのとれた施策だったように思う。
さて、mixiでは足跡機能の大幅な変更をおこなった。その変更内容は「過去数十件の来訪履歴が日付時刻付きでみられる」というものから「過去1週間に来訪した友達か、友達の友達が誰なのかを表示する」というものへの変更だ。
過去と比較して欠落した情報は以下3点だ

  1. リアルタイム来訪情報
  2. mixi上で2ステップ以内の関係を持っていない来訪者の情報
  3. 1週間以上前の来訪の情報がない

なぜ変更を行ったのか。以下のような理由が考えられる。
1と3については、リソースの問題だろう。リアルタイムな来訪情報を応答するためには、それなりのパワーがシステムに必要だ。そのパワーが足りなくなりつつあるのか、そのパワーを他に振り向けようとしているのかいずれかが原因だろう。
2については友達を探す際の心理的な壁を低くするための方法だろう。友達らしい人を見つけても、その人のページに入るかどうかの判断が「足あと」機能によって、阻まれている場合がある。その壁を取り除こうと考えたのだろう。Facebookの影響が考えられる。
個人的にはどうでもいいが、この変更についてはユーザの反発が結構大きかったらしい。

さて、今後どのようにこの反発を収束させるのか。案としては

  1. プレミア会員用の特典として足あと機能を残す。
  2. 毎日0時に過去1週間のすべての来訪者情報を最終来訪日付時刻付きで更新する

というものが個人的には考えられる。おそらくは2の方法を採るのではないか。