ASUSのEeePC 901Xの無線LANドライバが腐っている件

EeePC901Xだが、WPA-PSK(AES)で無線LANがつながらない。
正確に書くと「OSレベルでは接続状態」になるが、外部*1PINGもままならないといった状態だ。観察してみると、IPアドレスは有効になっているものの、ネットワークインタフェース層で極々頻繁に切断/接続を繰り返しているため、IPレベルでの通信がまともに行えていないようだ。H/Wかドライバの問題だろう。
ドライバを更新するため、ASUSのサイトに行きダウンロードして更新するも、症状は変わらない。接続状態になることはなるので、設定誤りであることは考えにくい。サポートに電話して症状を説明したが「設定誤りである疑いがつよい」という回答を得た。接続状態になるため、設定誤りは考えにくい旨を伝えると「検証するので送ってくれ」といわれた。
送って10日ほどで返却された。症状は「無線LANがつながらない。」、検証結果は「問題なし」であった。サポートに説明した内容がまったく伝わっていないことが明白だ。まあ、検証結果から考えるとH/Wのチェックは行われたようなので、問題はドライバだろう。
無線チップはRalinkのRT2860のようなので、該当ドライバを検索。既存の無線ドライバをアンインストールしてこの辺*2をインストールしてみた。Wireless Zeroでまったく問題なく動作するようになった。

ASUSのサポートは決してレベルが低いわけではない。こんな状況を顧客から問い合わされたら、私だってこういう応対をするだろう。価格相応以上の対応だ。ただし企業としての問題解決能力については、少なくとも日本法人はレベルが低い。部門ごとの連携がなっていない。これは法人自体の問題だ。というわけで、EeePCの901Xは
素人にはお勧めできない。

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*1:無線LAN親機にすらPINGが通らない。無線LAN親機自体の問題ではないことは他の無線LANノートPCからのPINGに応答することからわかる。

*2: Ralink RT2860/RT2890 Wireless Driver 2.0.2.0 Windows 2000/XP(x32/x64)/Vista(x32/x64)