以前Twitter上で見たやりとりが、こんな感じだった。
あるユーザ曰く、「検査機器のSSDを交換したところ、検査機器が動作しなくなってしまった。どうやらSSDにライセンスが紐づいているらしい。SSDを交換させない作りにすることで、高額な修理料、保守料を入手する気だろう。こういうやり方は大嫌いだ。」
汎用PCにこういうことをいうユーザがいるのはわかる。「PCのSSD交換したら動かなくなった」の理由が、「それはライセンス違反だからです。動作可能なSSDは当社提供のものだけです」とかメーカーに言われたら、私だって怒るだろう。「部品交換したら保守受けられなくなる」のは全く問題ないけれど、「部品交換を禁止するような汎用品販売」についてはふざけんなと思うね。
でもね、検査機器なのよ。検査機器ってのは「この構成でこのような検査が行えることをメーカーが保証している」ことが価値なのであって、自分で修理・改造できてしまったら、それは検査機器と言えなくなるのよ。たとえSSDであっても、もともと付属していたSSDで検査が正しくできることをメーカーは検証しているわけで、交換してしまったら普通は「再検証が必要となる」事象なわけですよ。
だから、「保守料金・修理料金高いから、自分で修理しようとしたらはじかれた。がめつい。気に食わん。」という主張は本来、「検査機器を自分で修理しようとしている時点でケチ、かつ検査機器の価値をなくしてしまう行為」なのよ。
ケチとかがめついっていう言葉は、表裏一体の場合が多くて、「たった数百円のモノ、数千円のモノなんだからくれたっていいじゃん」というのは、それぐらいの金額はらえよケチと言い返せるのだ。利害関係が生まれないときにはじめて相手をケチとよべる。
昔、オードリーの春日氏が「ダクトご飯」と称して、料理店のダクトから漏れ出てくる匂いでご飯を食べていたことがあった。これは現代版の「しわい屋」だなと思ったのだけど、これはケチと言っていい事象だろう。利害関係ない人の、お金節約方法が極端な場合に、ケチというのは何の問題もない*1。
ということで、「ケチ」なやつだと思ってしまった場合、それを発言する前に「もしかするとケチとは自分ではないか」と思うようにしたほうがいいんじゃないかなと常日頃思っている、ケチな野郎でござんす。
*1:まあ、悪口ではあるので名誉棄損にはなるかもしれないが