ごくまれに発生する夜間作業の心得

基本的に私はソフトウェア系の技術屋なので、設置とか入れ替え作業とかいった物理作業は行わないのだけれど、ごくまれに発生する大規模ユーザの入れ替え作業で、急遽夜間の物理作業に駆り出されることがあった。そういう時に注意しないといけないことは、替えのズボンと安全ピンを持って行けということだ。

大規模ユーザの入れ替え作業のは2パターンあって、1つは「単純に広範囲のユーザ」、もう1つは「広大な施設」。もちろん駆り出されるのは後者の「広大な施設」の方だ。なぜなら、とにかく「その施設の休日中」に完了させる必要があるので、基本的に「間に合わない」ということが許されない。ということは「とにかく人数が必要」なので、まあ物理作業にとにかく向かない私みたいなやつも呼ばれるのだ。

基本的にそんな作業は作業着で行うべきだと思うのだけれど、客先によっては「スーツでやれ」というよくわからん方針もあって、そういうところで作業すると、「スラックスが破れる」という現象が発生する。スラックスは「しゃがみこんで作業する」ことに向いていないズボンなので、まあ作業慣れしていない数合わせの作業員は無理な格好をしてスラックスを破る確率が高いのだ。

ということで、1度私もスラックスを破いてしまったことがある。この時は「ホッチキス」で応急措置をして何とかしたのだけれど、まあホッチキスはそんなに耐久性があるわけでもなく、また結構痛いのだ。

作業中は「ははは、破けちゃいました」でいいのだけれど、問題は作業場所から、帰宅するときで、さすがにホッチキスリペアのズボンで帰宅するのは結構厳しいものがある。

基本的に「素人が」夜間作業する場合は、替えのズボンか安全ピンを持っていくべきだ。特にスラックスならなおさらだ。最後の手段はホッチキスだ。ということは知っておいた方がいいかもしれない。