ものすごく抽象的な話

某氏に聞いた話が面白かった。

A社の某製品(以下製品A)の品質が非常に低いので、当社は取り扱いたくないのだが、当社が取り扱わなければならないB社の製品(以下製品B)が製品Aを必要としており、その関係上どうやっても当社で製品Aを取り扱わなくてはならない。

製品Bのメーカー内でも、製品Aの品質の悪さが問題となっているようで、今後どうしましょうかといった会議があって、それに参加したそうだ。製品Bは品質は悪いものの、対応している環境が多い。製品Bは「今時そんな環境使うなよ」という環境を使用しているため、製品A以外に選択肢がないのだそうだ。

当社的には結論は見えていて「製品Bの環境をスタンダードな環境に変更するしかない。」という根本的なものだ。
しかし、一般的に根本的な解決策は膨大な一時コストがかかる。まあ、案の定だましだましやっていくしかないという結論にたどり着いたようだ。

この話が指し示すのは、「根本的な問題を解決しない製品は足下を見られる」ということだ。

まず間違いなく、「根本的な解決をした場合のトータルコスト」と「だましだましやっていく場合のトータルコスト」を比較するような人はいない。もしいたとしても、比較して一時コストの支出を判断できるような立場にない。なので、だましだましやっていくしかないんだろうなと思ったのであった。

多分、課題に対して根本的な解決を選択できるような人は超人で、超人がこの世では富豪になっていくのであろう。

結論:
そういえば昔こんな話を島耕作で読んだなと思い検索したら、あっさり見つかったのでGoogleすごいな。
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