SQLクエリ生成ツールとしてのEXCELの優秀さ

データベースのテーブル上で、任意のレコードを修正する場合、その任意の部分について、条件が絞りきれないことがある。たとえば正常系でメンテナンスファイルを更新できなくなってしまったような場合だ。この場合、条件からはみ出した部分については、一件ずつ修正するためのクエリを作るか、GUIツールで一軒ずつ修正していく必要があるが、まあやっていられないことこの上ない。めんどくさいし、正確性に欠けるのだ。
このような場合、EXCELが非常に役に立つ。何をどんな値に変えるのかと言う条件が表で提供されていれば、何をどのように変えろと言うSQL文をEXCEL関数で、作るのはたやすい。
たとえばA列に条件、B列に変更後の値を入れたようなシートにて、C列にクエリを表示するようにする場合

="UPDATE なんとかテーブル SET 変更したい列 ='" & B1 & "' WHERE キー列 ='" & A1 & "';"

みたいな記述をC列に入れれば、多分簡単にSQL文をつくることができる。これはDELETE文でもINSERT文でも同様だ。まあ、あらかじめ作って慣れておけばいいんじゃないだろうか。ただ、この方法が使えるのはせいぜい数万件までで、10万件を超えてしまったら、正常系を直すほうが早いだろう。