SQL系データベース屋さんになる人が読むべき本

最近SQL系のデータベースに良書が多く出ている。私は保守屋であってデータベース屋ではないが、これらの書籍によって多くのことを学び、また保守しているシステムのデータベースに、如何にムリ、ムラ、ムダが多いのかが良く分かるようになった。
データベースを専門的に扱っている人であっても、レベルの差は激しく、「データベーススペシャリスト」を取得している人が設計したデータベースがゴミのような設計である例も多く見た。これは、いかにあげる良書を読むことでかなり改善されるんじゃないだろうか。

基本的にベンダ非依存のものを記載。

1.データベース初学者に薦める本

  • いままで、データベースの初学者に薦められる書籍はほとんどなかったが、これは無条件にお薦めできる。新入社員の課題図書として、またデータベースをなんとなく設計している自称中級者も読んでみるといいだろう。


  • SQL構文を確認する、データベースの違いによる関数の違いを確認する場合に非常に便利。データベース技術者必携。


2.データベース中級者に薦める本

  • データベースは単独で存在できるものではない。さまざまな資源を利用して初めて存在できるものだ。ということで、データベースの視点からその他資源を俯瞰した内容。データベース屋さんの視野を広げてくれる書籍。


  • データベース設計のイロハがわかる書籍。設計屋さんになる人は読んでおいたほうがいいだろう。


  • 正しい理論と設計がわかる良書。理論と設計という観点から、これ以上の書籍は存在しないんじゃないだろうか。


  • SQL屋さんに革命を起こした良書。とりあえず、この書だけでもデータベース屋さんは読んでおいたほうが良い。

3.データベースに詳しい人に薦める本

  • オプティマイザを意識したクエリを書くための書籍。クエリ速度チューンのノウハウを得たい人に。


  • SQL系データベースの「やってはいけない」「こうすればよい」を網羅的に記載された良書。設計屋さんに。


  • 究極のSQLクエリ本。データベース屋さんなら一冊は所有しておいたほうがいいだろう。