技術系マネージャ問題

近場の話。
保守技術系の会社に勤めている。保守技術系の会社というものは基本的に資産は人のみで、売上に占める人件費の割合が非常に大きい。
技術者の技術力をどう高めていくのかというのはマネージメントの課題だろう。マネージャは部下の技術力を評価できる程度の技術力を持っている必要があるし、市場の技術の方向性程度は理解しておかなければならない。方向性といえどキーワードだけではなく、そのキーワードにおいて「なにが」「どのような原理で」「どのように」実装されているのか程度は知っておく必要があるだろう。
技術力を評価できなければ、部下の技術力の何をどの程度高めるかジャッジできないし、市場の技術の方向性を理解しておかなければ、市場のニーズに先行して技術者を育てることができない。しかし、このような技術力を備えたマネージャは稀有である。
マネージャはどのように技術力を備えればいいのか。これは非常に難しい問題だ。技術力は使わなければ衰えていく。衰えを回避するためには勉強するしかないが、技術の勉強をしているマネージャはどれだけいるのか。
ということで、ビルゲイツはなんだかんだ言ってすごい人物だったのだなあと今更思ったりした。