ネット上の書評を読むと映画MASKを思い出す

かつて「MASK」という映画が人気を博した。ジム・キャリー出世作だ。テレビで見たこの映画は私に衝撃を与えた。全く面白くないのだ。
面白くなかった原因は1点だけで、その原因は映画自体にはなかった。原因は映画のCMにあった。ほぼ全ての面白さのキモが、映画のCMでことごとく晒されていたのだ。
ネット上の書評を読んで、面白そうだとAmazonに発注する。ほぼ全ての場合において、面白さのエッセンスは書評にちりばめられており、抜け殻を読まされた気分になる。
よって、このサイトでの書評はほとんど内容にふれていない。面白かった本についてただ面白かったと書く場合がほとんどで、内容についてふれる場合も、読んだ人にしかわからない抽象的な表現を心がけている。
私と感性が合う人は、本blogを傑作で検索すれば面白い本に巡り会えるだろう。ただそれだけを目指して。