ソフトウェアがシェアを失うとき

ソフトウェアがシェアを失う最大のきっかけは、緩慢な動作だ。古くは「Netscape」から「Norton系のウィルスソフト」、最近では「WindowsVista」がそれにあたるだろう。
顧客がそのソフトウェアに最も望む機能を高速に実現することが、最も優先されるべき事だが、残念ながら本質的に必要のない部分を追加していくことによって、ソフトウェアは肥大化していく。さらに悪いことには、本質的に必要のない部分は大抵そのソフトウェアの中核に入り込み、動作させるために必要不可欠となってしまう。
なぜこんな事が発生するのかと言えば、「本質的に必要なことは革新することが難しい」「ソフトウェアの高速化は再設計を行わない限り困難」だからだ。一方どうでもいい機能をさも重要そうにシステムに取り込む事は比較的容易だ。
ということで、WindowsVistaはもういいので、はやくWindows7がでないだろうか。