前と次

Web画面、特にblogに顕著な特徴だが、一つ古いエントリを読もうとする際、「前」と「次」というリンクが表示されていて戸惑うことがある(このblogもそうだ)。前と次はどっちが古いのだ。

この戸惑いは、BLOGというものが、基本的に新しい記事が上に来ているという構造を持っていることと無関係ではない。

通常、紙を使っている日記というものは上が古く下が新しい。これは紙というデバイスの物理的な制限と、基本的に自分だけが読むという特性の元でそのようになっている。物理的な制限とは、「常に最新の日記が1ページ目の上部に存在するような日記の作成が紙では難しい」ということ、自分だけが読むという特性は「どこが新たに記載されたのか探す必要がない」ということだ。

blogというものは読者を想定した日記という側面が強い。物理的な制約もない。トップページの一番上に新しい記事があるのは当然だ。order by date DESCだ。*1

直近の10記事を最新記事のほうから表示するようなblogにおいて、「次の10日分」とはすなわち「10日間分の古い記事」であるべきだ。order by date DESCである限り、next record の date は current record の date 以下であって以上ではない。*2

というよりも、次とか前とか言う言葉をやめるべきだ。「古い日記」「新しい日記」でいいじゃないか。

とかおもった。

*1:SQL的表現。UNOで言えばリバースカード

*2:SQL的表現。UNOでリバースカードを使用するのに、「次の人」という表現が示すものが、リバースカードを使う前と後で固定的で変わらないのはありえないよねといった意味