NintendoDSのまずいところが、無線が802.11で暗号化方式がWEPなところだ。なぜファームウェアアップデートでTKIP/AES対応しないのか？という意見もあるだろうが、対応できるほどのマシンパワーを持っていないからと推測される。
さて、このような状況において、PCとNintendoDSを無線で同時にネットワークに接続させたい場合、最も適切な解はなんだろうか？
一般的に11b/g同時接続可能なAPに、11b端末と11g端末を混在させて、同時に接続すると11g側の速度は著しく低下する。また、暗号化方式はレベルの低いほうにあわせる必要があるため、WEPにしなければならず、セキュリティのレベルは著しく落ちる。
最も現実的な解として得られるのは、以下の方式だ。
（1）11a/b/g同時接続可能な無線ルータ購入し（WR7850Sとか）PCは11a接続、DS/PSPは11b/gで接続する
（2）別AP購入（任天堂純正のUSB Wifiコネクタがお勧め￥3500 ただしPCが起動していなければ接続できないという制限有り）
マンション/アパートの場合は間違いなく（1）を選択し、PCでは「11a＋AES」DS/PSPでは「11b+WEP」を使用するのがいい。もともと11aを実装している無線ルータは相対的に少ないため、干渉の可能性が低い。無線の貫通力が小さいため、近所へ無線がもれる可能性も低い。
一軒家の場合、ルータを１階に置いていて、２階にPCを置かざるを得ないなら（2）がお勧めだ。無線の貫通力は11aの場合非常に弱いため、接続できないか、速度が低下することが考えられる。
無線のセキュリティを確保するためには、以下の項目も確実に行ったほうがいい。
1)SSIDを隠す。
2)MACアドレスフィルタリング。
3)暗号キーを最長にし、16進入力する。
4)b/gの出力を可能な限り抑える。
5)ファイル共有サービスの禁止またはパスワード強制入力。
6)ログオンパスワードの複雑化。
とかおもった。
