HPの法人向けPC販売サイトで見積もり用UIが見つからなかった話

動画編集用PCの購入

わが部署では動画を編集することがまれにあるのだけれど、まれというのは個人のレベルのまれであって、部署全体としては3日に1人くらいは動画編集を行っている感じだ。こんな状況で、動画編集ソフトを全員分のPCに導入するわけにもいかないので、動画編集専用のPCを2台用意しておいて、編集したい人はその編集用PCで編集を行うということをやっている。

動画編集のなかで最もパワーを使うのは、編集後に動画に変換するところで、変換の際はマシンパワーをそっちに持っていかれてしまうので、やはり個人使用PCではなくて、動画編集専用のPCを用意しておくというのは(変換中ほかの作業を個人使用PCでできるので)非常に都合がよい。

さて、この動画編集用PCであるが、新旧2台あり、古い方のPCがWindows11にぎりぎりアップデートできない構成だったため、セキュリティの観点から廃棄することになった。よって買い替えのためにHP社のPC販売サイトをのぞいていたのだけれど、UIが悪化していたのであった。

HPのPC販売サイトにて

動画編集用PCなので、まあそんなにGPUパワーはなくてもいいのだけれど、IntelのCPUに搭載されているGPU機能だけでは正直物足りないので、多少なりともGPUを積んだPCを選ぶことにした。HPはそこそこPCのカスタマイズができるので*1、予算と見比べて動画編集に必要な機能は厚く、不要な機能は省くといった変更を行って構成を決定し、いざ「見積もりを出す」段階で気づいたのだが、「見積もり作成ボタン」が見当たらないのだ。

数年前に購入した際は、見積もりを作成するボタンがあって、それを押すとPDFの見積もりが取得できたのだけれど、今回は見当たらない。構成をカートに入れれば作れるはずなのにと思ったが、どうやってもわからないので、「カートページに表示されているチャットで質問してみた」のであった。

すると、チャットでは「構成を伝えてもらえば2~3日で見積もり出しますよ」とのことだったので、「以前は構成決定すれば自動で見積もりとれたはずなんですが」と聞いてみると、自動見積もりの取り方へのリンクを提示してくれた。素晴らしい。

ということで、自動見積もりの取り方のページ(以下、ガイドページ)を参照しながら操作しようとするが、ここで驚いた。見積もり取得は「支払方法」の選択肢の一番最後にあるではないか。

HPの見積もり取得ガイドページ掲載の画像

魚拓

こんなわかりやすい表示を見逃してしまった俺はアホかとか思いつつ、実際の見積もり取得ページに行ってみたところ、実際はこのような画面であった。なにをどうやったら、こんなにUIが劣化するのだろうか。

配送情報が表示され、「次に進む」を選ばないと、「3.支払情報」へ遷移せず、表示もされない。支払情報が表示されないので、支払い情報内の選択肢である見積書作成に気づけない
遷移した先の「3.支払情報」は縦に長すぎるので、ブラウザ1画面に入りきらず、最下部に見積書作成ボタンがあることに気づけない。
問題点の整理

①最初に表示される画面で、見積もりが取れることがわからない(どこにも見積もりの文字がない)。
②次へ進むボタンを押しても、見積書作成の選択肢が「支払方法の一つとして、一覧性の低い表(ページ内に収まっていない表)の、さらに一番下にあるので気づけない」。
③そもそもガイドページが古いUIのままの説明となっている。

せめて、「3.支払情報」は「3.支払情報・見積もり保存」とすべきであろう。少なくとも見積書作成が支払情報カテゴリに入っているのは直観に反している。
また、ガイドページはUI刷新したら更新すべきだろう。

テクノロジー企業であるHPですらこのUIなので、つくづくUI設計っていうのは難しいんだなと思った次第であった。

*1:DELLのPCはカスタマイズ性が低いので選択肢に入らない