状態によって意味が変わるボタンをどうやって駆逐するか

状態によって意味が変わるボタンというのがある。ゲームのボタンなんてのはその典型で、例えばドラクエでAボタンを押下するとマップならウィンドウが出るだろうし、ウィンドウが出ていたらコマンドを実行するだろう。戦闘中なら戦闘コマンドを実行するだろうし、宝箱の前では宝箱を開けてくれるだろう。

家庭内の自動化において、とにかく非常に困るのが「ボタンの意味が状態によって正反対になってしまう」という状況である。その最たるものが「テレビ」と「明かり」の電源ON/OFFである。なぜならば、サイクルがずれると逆の動作をしてしまうからだ。

WIFI接続可能な赤外線リモコンというものがあり、家庭内で使用している。簡単にいえば、インターネット側から家庭内の赤外線リモコンを操作できるので、自宅に帰るときに帰着10分前にエアコンいれておくとか、朝6:30にテレビの電源いれたりとか、朝6時に明かりつけたりとか可能だ。しかし、この機能は「状態によって逆の意味を持つボタン」に対して、意図しない結果をもたらす。
朝6:30にテレビをつける機能が「その時点でテレビがついている」場合にテレビを消してしまうのだ。

特にテレビはONボタンがOFFボタンを兼ねている可能性が高い。これからの家電ではONボタンとOFFボタンは明確に分けるべきなんじゃないかと思うのであった。