田舎出身者のゲーム音楽履歴

ゲームの音楽について初めて意識したのは、これは間違いなくスーパーマリオである。小学生のころ友人の家に行って見せてもらったファミコンスーパーマリオはその圧倒的なインパクトで、その夜の私を眠らせなかった。眠りたいのだが、あの電子音楽が耳に残って眠れないのだ。
その後に驚いたのはドラクエ3だ。まさかゲーム音楽を交響楽団が演奏し、それがカセットテープとして販売されるとは。わざわざ中学校にテープを持ってくる奴がいて、その再生でメロディのすばらしさに驚嘆する。まったくドラクエはやっていないのに音楽は覚えてしまった。
その後、友人の影響でベーマガを知り、友人の打ち込んだYsやらソーサリアンやらでYK-2こと古代祐三氏を知ることとなる。*1
高校に入ると、なんといってもFF3のメロディに感激し、植松伸夫氏の名前を知る。そのまま植松伸夫氏の作品をさかのぼってFF1のマトーヤの洞窟にはまる。高校でもゲーム音楽に詳しい友人ができ、古代祐三氏に再度はまり、アクトレイザーに驚愕する。*2
このころのスクウェアが圧倒的で、「FF4」のオープニングで心踊らされ、「ロマサガ」の音と曲の良質さに驚き、「FF5」のオープニングのベースにやられ、「クロノトリガー」に神を感じたのであった。
PS以前のゲーム音楽は制約により進化してきた分野と思う。制約内でのクオリティの進化を直接体験できたのは非常に運がよかった。
制約がなくなった今ゲーム音楽の進化はおそらく止まってしまったように見えるが、「シーン別に音楽を提供できること」が強みであるので、その強みが活かされた音楽が提供されることを望む。

*1:この友人は後に某R&Bユニットのプロデュースしたりしている。

*2:この友人は今cygamesでコンポーザやっている