スーパーマンのジレンマ

壊れた。まったくもって始まる前からの予想通りな結果になった。あたってほしくない予想ほどよくあたる。「壊しそうなところ」には始まる前に警告しておいたのに。前回の二の舞だ。
リソースを増やさないでおいて、必要なリソースを増大させれば、結果は見えている。そこを仕組みで解決するなら、仕組みを作れよ。そして仕組みを作るリソースは別に確保しろよ。リソースが足りないところに、リソース不足を改善するための仕組みをつくれったって無理だろう。
どうなっちゃうんだろう。壊すのは簡単で、作るのは大変なのだ。そしてようやく出来上がったところで壊れてしまった。また作るのか。何回作りゃいいんだ。今回は代行できないぞ。
法則を発見した。俺が「壊しそうなところ」に喧嘩を吹っかけるような状態になると、まもなく壊れる。ひょっとすると喧嘩を吹っかけるのがトリガーなんだろうか。トリガーでなくとも、少なくともパラメータのひとつではあるだろう。
まあ、スーパーマンの召還という着地点は予想できるし、そのような方向で進めるんだろう。スーパーマンを召還すればすべては解決するだろうし。だが、スーパーマンを召還したら、スーパーマンが今いる場所が危ない。スーパーマンの存在は、スーパーマンに依存する体制を作ってしまうため、良いことばかりではない。
スーパーマンは自分の存在を否定できる体制を作り上げなければならない。スーパーマンの不在なんて誰も予測してくれないから。スーパーマンはイレギュラーな存在であるべきで、レギュラーであってはいけないのだ。