BSE

まあなんというか、米国と日本の間で危険部位が混ざった牛肉の話でもめているようだ。
個人的なスタンスは、まあ決め事が守られなかったことはまずいことだと思うが、それが米国であって、米国にそんな細かいことをやらせるのがそもそも無理であるし、そもそも科学的な話では、米国は決して誤っていないのだからどうでもいいっちゃーいい話だ。
2006年現在、BSEの危険性は、食そのものの危険性に比して無視できるほど小さい。

しかし、日本という国は極めて潔癖であって、その潔癖さが時に愚かに思える。
米国産の特定部位入りの牛肉を毎日毎日食べたところで、BSEの異種感染が発生する可能性はほぼ0である。むしろ、BSEが異種感染するほどの牛肉を日常的に摂取することが可能であれば、TVチャンピオンの大食い選手権において、ぶっちぎりで優勝間違い無しだ。

BSEが異種感染する前に、痛風か糖尿が発症するに違いない。

科学的素養が非常に高い人々が、わかっていながら社会の意思に従い、米国を声高に非難しているのをみると、こっけいであるとか思ったりした。

人は論理では動かない、感情で動く。人間に当てはまる法則において、これほど正しい法則は(めったに)ない。