htaのメリット

htaという技術がある。簡単に説明すると、スクリプトwshで、guiIEで動作させる技術のことだ。要するに「htmlとvbsの知識があれば、デスクトップ上で動くGUIアプリケーションを作れる」ということだ。
htaの動作環境は、WindowsIEなので、IEをアンインストールしているという特異な環境をのぞけば基本的に動作する。
このhtaは設定ツールや動作確認用ツールに非常に向いている。データベースもレジストリも操作できる上、テキストベースなので、いざとなったらテキストエディタをもちいて、その場で修正できる。
同様のことは、powershellスクリプトでも可能だがpowershellの問題は、動作環境が導入されていないケースが多いところだ。powershellかデフォルトで導入されることになったのは、ここ数年のこと。入っていない環境に新たに導入するためには、導入のシステムへの影響がないことを確認する必要がある。そのコストとリスクはメリットよりも明らかに少ない。
ただし、htaには致命的な問題点がある。使いやすい開発環境がほぼ皆無であることと、wsh上のvbsと完全な互換性がないことだ。これは入門しようという人への高いハードルになる。
それでもweb開発の経験者には、そんなにむずかしく無いので、ツールが必要なら、作って見るといいだろう。vbsのサンプルなんてWEB上に山のように転がっているんだし、vbsを解説した書籍も多い。