選挙について

ネットを利用した選挙が行えないのは、単純にいえば「小選挙区」の前提が崩れるからだろう。圧倒的な勝者と敗者を総得票数にかかわらず生み出せる「シーソーのような」小選挙区という選挙方式は、第一党に非常に有利なわけだが、これが導入されたのは選挙区を広くすると金がかかりすぎるというものであった。大選挙区制にしてもコストをあげる必要がないインターネットというツールを容認すれば、大選挙区中選挙区を拒む理由がなくなる。それが困る人は第一党に非常におおいことだろう。

朝日新聞自民党が広告を出さなかったようだ。自民党にとって、朝日新聞はかたきのようなものだから、広告を出さないという選択は当然のように思えるし、してやった的な思いもあったに違いない。だが、この選択は非常に間抜けだった。「圧倒的な勝利」が目前に迫っている前回の選挙であれば、このような選択肢はあっただろうが、「圧倒的な敗北」が目に見えている今回のような選挙において、影響力が以前に比べて圧倒的に落ちている新聞というメディアとは言え、実売数2位の新聞に広告を出さないとういう選択肢はなかったはずだ。

平均年齢が大幅に下がった。良いとも悪いともいえない。

田原総一郎がアホなコメントをしている。自民党が負けすぎて、国民の審判が極端すぎると。極端な結果が出るのが、小選挙区制度だろ。議席数は5:2だが、おそらく総得票数は6:4くらいなんじゃないだろうか。