BIOS(UEFI)設定の半自動化

大量の同一設定PCを作成する際に、人手を介さないとできない領域はコスト削減が難しい。特にBIOS設定、シール貼り付け、梱包、発送あたりはどうやってもコストが下げられない。
OSの自動設定やら、アプリケーションの自動設定は、それ専用のツールを使用するだけで簡単に行えるのだけれど、BIOSのレイヤーになってしまうと、自動設定は難しくなる。ただしBIOS設定については、コンピュータを使っている以上、完全自動化ができるかどうかはともかくとして、半自動化は可能だろうと結構何年も考えていた。


昔、スーパーファミコン用のコントローラーに、「必殺コマンドコントローラー」というのがあった。このコントローラーは
1.ボタン操作を記憶し
2.記憶したボタン操作を再生する
という機能を持っていた。

記憶させるボタン操作によっては
ドラクエで一晩中自動でカジノさせる
・難しいコマンド(ザンギエフスクリューパイルドライバーなど)を確実に実行できる
などの大きなメリットがあった。これは、ゲーム外からのアプローチでゲームを自動化できるということだ。


OSが起動していない状態でも、キーボード操作は自動化可能なんじゃないか。キーボード操作を自動化してしまえば、BIOS設定を自動化できるのではないか。と思い、いろいろ調べて見ると、3つほど手法の候補が見つかった。



1.マイコンでキーボードエミュレータを作る
Arduino leonardはキーボード(HID)として認識させることができるようなので、PC→Arduino→PCな感じでおそらく「自動操作キーボード」にすることができるだろう。問題は、結構な手間がかかりそうなこと。


2.バーコードスキャナを使う
バーコードスキャナには「キーボードエミュレーションモード」があることが多い。キーボードエミュレーションモードはスキャンしたバーコードをキーボード入力に変換してくれる機能。
そしてバーコードにはcode128というフォーマットがあるので、BIOSで実行したいキーボード操作をバーコード化してスキャンするだけで、自動設定できるような気がする。ただし、スキャンしたらノーウェイトでキーボード入力されてしまうので、BIOS設定画面側で確実に操作可能かわからない。code128が読めて、キーボードエミュレーションモードが実行可能なスキャナを持っている場合は試してみるといいかもしれない。


3.マクロ機能付きキーボードを使用する
今、ゲーミングキーボードというものがあって、このキーボードには「マクロ記録機能」というものがついていることがあるらしい。やりたい操作を記憶し、再実行してくれる機能のようだ。
色々調べた結果、以下の機種が安いようなので購入してみようと思う。
“DUX”MMOゲーミングキーボード - TK-DUX30BKamzn.to