今後の英語力

何年か前からDeepL翻訳を使用しているが、本当にすごい翻訳力だ。翻訳している文書が技術文書だからかもしれないが、訳が圧倒的に正しい。なんというか、違和感がほとんどないのだ。

しかもこれがすごいのは、翻訳しなくてもよい単語は翻訳されないことだ。「翻訳できてしまう固有名詞」を固有名詞として扱ってくれる。いやはや素晴らしい。


ただし使用していて思ったことは、日本語を英語に変換するときは注意が必要だということだ。メールを英語で発信したい際に、日本語→英語に変換して送信するのだが、日本語を間違えると英語はわけわからない表現になってしまう。例えば日本人に対して「同音異義語」誤りのメールを発信してもなんとなく意味は通じる。「同期ができません」を誤って「動機ができません」と記載してしまっても、相手が日本人なら
「ああ、同期と動機を間違えたんだな」
と理解してくれるだろうけれど、
「Cannot syncronize(同期ができない)」を「I can't make a motive.(動機ができない)」
と誤ってしまったら、相手には全く通じないだろう。
だから、DeepL翻訳するのはいいけれど「自分の書いた日本語」と「翻訳後の言葉」の意味があっていそうかどうかを確認できる程度の英語力は最低でも所有しなければならない。


逆に言えば、「日本語を英語に翻訳させて、その翻訳が正しそうだったら、中国語に翻訳させてもほぼ正しい」内容になると思われる*1。ということで、どんな国とテキストベースのやりとりをする場合でも、結局英語から逃れることはできないのだなあと思ったことであった。*2

*1:翻訳が正しければ、日本語が正しい証拠になるので

*2:どうでもいいことだが、本エントリをDeepL翻訳で英語化しても、多分意味は通じないだろう。なぜなら日本語の同音異義語を説明の際の例にしているから。