USB充電の鬼

いつも持ち歩いているカバンは非常に重たいのだが、その重さの5割くらいは多分電池が占めている。iPad Air、12000mAhのバッテリ、6000mAhのバッテリ、モバイルルータ2台、iPodTouch、懐中電灯等。まさにバッテリーを運ぶ人生だ。今の世界はUSB充電が全盛だ。USB充電できないもの、デバイスに非ずといってしまうと過言だが、大体500g以下のデバイスはUSB充電が可能となっている。
さて、そんなUSB充電について少しまとめてみた。

1.AC-USB変換
家庭のコンセントに挿して、USB充電を行うためののAC-DCコンバータがいろんなメーカーから出ている。個人的にお勧めなのはこれだ。

ただし、欠点もある。ケーブルやバッテリーなどの劣化によって、充電ができなくなったバッテリーを本製品で充電しようとすると、それを挿したポートは壊れやすい。これは、本製品が「電流の大きさを自動で判断する」というインテリジェントな製品であることに由来すると思われる。インテリジェントじゃないのも予備として持っておくといいだろう。

2.PCのUSBポートで充電
PCのUSBポートで充電するのは、実は「セキュリティ面」で推奨されない。USB機器としてPCから認識されないものは、充電してもかまわないだろうが、USB機器として認識されてしまう、携帯電話、スマートフォン、音楽プレイヤーなんかを職場のPCにつなげてしまうのは、2015年現在絶対にやってはいけないことだ。情報漏えいとウィルス感染の両面から薦められない。どうしても会社のPCで充電したいのであれば、この辺を使えばいいだろう。

このアダプタは、USBの「電力線」と「データ線」のうち、デバイス側の「データ線」を短絡してくれる優れものだ。即ち、デバイスの充電はできるが、デバイスとPCとの通信は行えない。まあ、USBの規格を順守しているとは言えないのと、職場のポリシーにかなうかどうか知らないので、At your own riskで使ってください。

3.USBバッテリーで充電
たぶん今どきはバッテリーを持ち歩くなんてことは、普通に行われていることで、みんな1つはUSBバッテリーを所有しているだろう。個人的にお勧めなのは、これだ。

6700mAhというそこそこの容量をもつわりに小さく軽い。

持ち歩くデバイスが1つの人であればこれもいいだろう。

4400mAhで非常にかるく、また「LEDライト」がついているというメリットがある。

旅行用としては10000mAh以上のバッテリを持っておくとよい。使い方によるが、一週間くらいは持つだろう。ただし、大体300g以上なので、日常の持ち歩き用としてはお勧めしない。

これは296gだ。

4.ケーブル
ケーブルは非常に重要だ。いまであれば、Apple製品以外はUSB microケーブルに収束しつつあるので、持っておきたいところだ。購入時の注意点としては「太いケーブルを買う」に尽きるだろう。細いケーブルは内部断線しやすい。また、巻取り式、バネ状のものは、便利であるが断線率が非常に高い。断線させないためには、大体2mm程度の太さは必要だ。

個人的にはこのケーブルが好きだ。A側端子がどちら向きでもささるのは非常に便利。

Apple純正のLightningケーブルは圧倒的に貧弱なケーブルで、断線確率が異常に高く、価格も高いという、ゴミのようなケーブルだ。他メーカ性のケーブルもわざわざ同じ弱点を備えたケーブルを作っていたが、「耐久性」を売りにしたケーブルが昨年末あたりから出始めており、いい感じだ。

5.番外編
カメラのバッテリーとして、いろんな専用電池作って売らないでくれ、頼む。