知識あってこその経験

最近IT系の資格をたくさん取っている。MCSEは2つ取ったし、LPICはレベル2まで来た。来月にはlevel3も取得するつもりで、ITSSのLEVEL3〜4の資格がそれほど難しく感じなくなってきた。
個人的には「経験」を「技術力」に変換してきたので、技術には資格より経験が重要とか言いたいところだが、過去の経験を思い返してみると「知識は経験を加速させる」ような気がする。知識を持っていなければ、経験はトレースするだけのものになりかねない。トレースする経験は確かに「上手にそのことを行えるようになる」意義や「そのことに対してのセンサーが磨かれる」意義はあるだろうがそれだけに過ぎない。
知識っていうのは例えるなら、出っ張った釘みたいなものだ。出っ張った釘があったところで、何か引っかかるとは限らないが、出っ張った釘がなければ何も引っかからない。経験を積むときに知識がなければ、経験の範囲でしか学べないのだ。
ということで、技術屋さんは資格をとったほうがいいと思う。厳密にいえば資格の勉強さえすればよいのだが、目標がないと学習を継続するのが難しいから、とりあえずのゴールとして資格の取得はおすすめだ。
資格なんて、一里塚程度の意味しかないが、資格をとるために勉強することは「経験を加速させる」ための知識習得という意味がある。なんてことを今更思い知ったということであった。

以上です、編集長。