SEA/Jを取ってみた

非常に知名度が低い資格SEA/Jというのがある。詳細はこちらへ。知名度は低いが、勤め先で取得を推奨してるっぽいので、一時金目当てに取得してみることにした。しかし、この資格は「トレーニングを受けることが前提」の資格らしく、全く対策の書籍とか出ていない。どうしたものかと思っていたが、Googleさんによれば「Security+と同様のレベル」とのことだったので、Security+のレベルを調査してみた。
Security+の参考書をAmazonで立ち読みする限りにおいて、決して難度は高くない。また、大塚商会が提供している模擬試験も簡単といっていいレベルだ。まあ、このレベルであれば余裕であろうということで、アドリブ受験することにした。
まずはCSBM。内容はこちら。広く浅い知識がちりばめられており、セキュリティに興味がない人には難しいであろう問題と思われた。難なく合格。
次はCSPM of Technical。内容はこちら。正直なところCSBMとの難度の違いがあまりない。まあ、UNIX系OSを少しでも知らないと、若干難しいかな程度。あとVPNPKIは覚えておいたほうがよい。難なく合格。
最後にCSPM of Management。内容はこちら。CSBMに合格していれば、あとはISO27000シリーズを重点的に抑えておけば問題ないんじゃないだろうか。難なく合格。

すべて受験した上で、言えることは「難度低い」「問題文の日本語間違いすぎ」ということ。「てにをは」が異常な確率で誤っている。助詞2連発は当たり前*1。漢字間違いも多い。日本の資格なのに、何でこんなに問題文のレベルが低いのか。

入社5年目くらいまでの若手に「常識として」取得させるのにはいい資格だろう。逆に難度と知名度の低さから、履歴書に書くべき資格ではないと思われる。

*1:「某は、」⇒「某はは、」