天寿を全うしようとしているOSの復旧方法

WindowsXPとか、WindowsServer2003なんかは、今となってはロートルこの上ないOSだ。そして間もなく2014〜2015をもって天寿を全うする*1。今後これらのOSはものすごい勢いで減少していく。そして、数が少なくなっていけば今は暗黙である復旧方法は徐々に失われていき、ロストテクノロジーになることは火を見るよりも明らかだ。
ロストテクノロジーの怖いところは「検索に引っかからなくなる」ことと、世間一般的にはロストテクノロジーなのに、組み込みシステム用として市場に残り続けるということだ。これは「WindowsNT」が、組み込み目的として少なからず市場に残っている現状において、情報を取得することが極めて困難になりつつあることから明らかである。
WindowsServer2003の障害復旧を語る上で欠かせないことが一つあって、それは「RAIDコントローラを使用しているWindowsServerは復旧のためにFDとFDDを必要とする*2」ということだ。2003以前のOSでは回復コンソールであろうが、修復インストールであろうが、HDDを認識させるためには、FDを用いてドライバを読みこませる必要がある。
しかし、今市場にはFDやFDDは残っていない。購入したくても購入できないのだ。ということは「今使っているFDDが壊れたらOSを復旧できない」ということだ。多分FDDやFDなんてものは潜在的には掃いて捨てるほどある。しかし、掃いて捨てるほどあるものは掃いて捨てられる。修復インストールに必要だって事を認識しておかなければ、あと5年で「探してもみつからない」状態に遷移するだろう。
その前に復旧ツールセットを手順書を含めて用意しておくべきだろう。
今なら
http://support.microsoft.com/kb/326215/ja
http://www.forest.impress.co.jp/docs/review/20120116_504958.html
http://support.microsoft.com/kb/816793/ja
http://hehao1.seesaa.net/article/28935553.html
あたりに結構情報が残っている。まだ間に合う。

*1:セキュリティアップデートが提供されなくなる

*2:ドライバ組み込み済みのCD/DVDを復旧用のツールとして用意している場合を除く