会社の話。
私の勤めている会社はグループ会社の一員で、私の部署は基本的に「グループ会社のいずれか」への出張を行う機会が多い。グループ会社はすべてネットワークが繋がっているので、基本的にリモートデスクトップできる端末さえあれば、どこに出張していても部署内と同じ環境で仕事ができる。
さて、この夏に向けて当グループは電力消費削減のために、PCの消費電力設定を変更することになった。設定としては「５分でディスプレイオフ」「１５分でスタンバイ」という設定を徹底する。だが困ったことがあって、スタンバイしてしまうと、リモートデスクトップで仕事する都度、いちいち誰かにスタンバイをキャンセルしてもらう必要がある。これは事務所の人間にも負荷がかかるし、いちいちめんどくさい。さらに、事務所に人がいなければどうしようもない。というわけで、なかなかスタンバイ設定が浸透しない。
そこでwol(wake on lan)の登場だ。wolでスタンバイしているPCを電源ONしちゃえばいいじゃないか・・・と言いたいところだが、一般的にwol用のマジックパケットはルータを超えない*1。なのでルータ外から電源onすることはできないのだ。
ではどうすればいいのか。最も簡単な方法は、事務所内のwebサーバに「wol用のwebアプリ」を実装してしまうことだ*2。事務所内のwebサーバからなら、ルータを超えないで済むので、wolパケットは届く。事務所内のwebサーバはphp+apache環境と、IIS環境がある。どっちでもいいが、なんとなくこのページを参照して、IIS(asp)で実装してみたところ、1h程度の作業で無事wolが行えた。すばらしい。
さっそく来週から事務所内でPCのwol設定と、MACアドレス採取を開始しようと思う。
