ブラッドタイプハラスメント

という概念があるらしい。血液型について尋ね、その答えによって類型に当てはめるという行為だ。当然類型に当てはめられた人間は、その類型が一般的に「マイナスな評価」を受けるものであればいやだろう。これが厄介なのは善意で偏見を強要するという点だ。
血液型を聞かれたらなんと答えればいいだろうか。「おまえは医者か」とか「個人情報なので」とか「異なった血液型を注射して殺す気ですか」とか「ボンベイ型です。血液型にお詳しい○○さんならご存知と思いますが、ボンベイ型とは・・・」とか「私と父の血縁関係を疑っているんですか」とか「新潟です」とか返せばいいような気がするが、一番いい方法は「調べたことがないからわからない」だろう。実際に私は自分の血液型を調べたことがないので、いつもこう答えているが、血液型について全くと言っていいほどいやな思いをしたことがない。知らないんだから嫌な思いをしようがない。類型に当てはめて推定してこようとする人もいるが、正解がわからないんだからあまり意味はない。
嘘だろうがなんだろうが、知らないと答えることによって、少なくとも類型に当てはめられることがなくなる。是非お勧めしたい。