デスクトップ環境が本当に持ち歩ける日

現在デスクトップマシンの環境をUSBメモリなどで持ち歩くことはかなり敷居が高い。せいぜいブラウザやoffice環境やテキストエディタが精一杯だ。だがVirtualPCvmwareの台頭によってこの状況は今後劇的に変わる。

現在、ストレス無い速度でRead/Writeできて、且つまともな値段のUSBメモリは最高で8GBだ(CUFD-Hあたり)。これが16GBから32GBになった時、デスクトップ環境として仮想HDDファイルを持ち歩くことで、VirtualPCvmwareがインストールされている環境ならどこであろうと(それが海外であっても!)、自分の望みどおりのデスクトップ環境が実現できるようになる。

これが実現したとき問題となるのは、セキュリティだろう。暗号化を行っても、それほど速度が劣化しないのであれば最高だが、そうは問屋が卸さない。だが、コンピュータにおける速度の問題というものはたいてい時間が解決してくれるものなので、そう遠くない未来において、USBメモリでPCを持ち歩くことは普通になっていくだろう。

もう一つ問題になるのがライセンスだ。WindowsではOSの使用ライセンスとしてマシンに割り当てるライセンスではなく、個人に割り当てるライセンス、たとえば「本人のみ」「本人プラス何名」といったライセンスが必ず必要となるだろう。

今後、ノートPCは仮想PC実行専用端末として進化していくかもしれない。