コーヒーショップ/ファーストフードのユーザビリティ

昔読んだドラクエの4コママンガで、「極楽鳥」と「ヘルコンドル」が同時に現れるという表現があった。極楽と地獄(ヘル)を対比させる手法を用いていたが、おそらく推定対象読者(小/中学生)にはわからないだろうと思った。

なぜ、一般的にコーヒーショップやらファーストフードは大きさの区別をする際に、S/M/Lを使用するのか。大/中/小でいいじゃないか。日本人であれば、およそ全ての人が理解している大きさの概念「大/中/小」を用いない理由がわからない。

そもそも、RUという発音とMUという発音は、特に日本において「文脈」と「母音」によって、推測的に音を判断していることが多いと思われる音だ。よほどはっきりとしゃべる人でない限り、話し言葉で「ル」と「ム」を置き換えてしゃべって、意味が通じないことはほとんどありえない*1。トラブルの発生しやすい名前といえる。

スターバックスはこの辺をわかっているのか、ショート/トール/グレンデ(/ベンティ)という区分にしているが、日本人にとって直感性にかける名前だ。

*1:「無」について語るような場合や「る」評論家は例外