3大GM作曲家

ゲームミュージックにおいて2大作曲家はすぐに思い浮かぶ。即ち、「すぎやまこういち」氏と「植松伸夫」氏だ。公平に見て、この2人が日本を代表するGM作曲者であることは自明だ。
さて、通常?大なんとかといった場合、この?には3が入ることが多い。よって残り1人を誰かと考えた場合、これが非常に難しい。
たとえばゲーム自体の出荷本数ベースでは「コンチャン」こと任天堂近藤浩治氏が一位だろう。スーパーマリオの音楽*1を聴いたことがないゲーム好きはいまい。尊敬される存在ではあるが、残念ながらこの人の作曲した音楽を日常のBGMとして聴いている人はいないだろう。また、知名度もそれほど無い。
カリスマ度でいえば古代祐三氏だ。PCゲーム全盛時代にはYS、ソーサリアンの作曲者(の1人)としてすさまじい人気を得ており、最近では世界樹の迷宮の作曲者として話題となったりした。SFCのアクトレイザーが同業者に与えた影響は多大である。ただし残念ながら、なぜかこの人の作曲するゲームは、面白いにもかかわらずマイナーなものがほとんどで、知られているとは言いがたい。
信者数で言えば、伊藤賢治氏か光田康典氏だろう。戦闘系音楽で伊藤賢治氏の右に出るものはない。光田康典氏の作曲したクロノトリガーの音楽は当時の小中学生を虜にした。いずれも師匠である植松伸夫氏は超えられず、肩も並べられていない。

他にも影響力で言えばアウトランのHIRO師匠こと川口博史氏や、ドルアーガの小沢純子氏、グラディウス東野美紀氏が挙げられるが、正直最初の2人がビッグネーム過ぎて比肩できない。

昔、ポケモンが無かったころRPGのジャンルにおいて国産3大RPGは何かという議論がされたことがあった。女神転生ゼルダあたりが候補とされていたが根拠が乏しく却下されていたことを思い出す。

というわけで、歴史が浅いジャンルでは3大が無理な場合が多いというFA。

*1:全然関係ないが、最近の近藤さんの曲を聞くと理由の無い焦燥感に苛まれる。