新宿鮫9 狼花
ここ何作かの新宿鮫は正直いまいちだったが、本作はすばらしい。香田、仙田という対立者との決着を一度につけてしまうという、豪華な内容。今後どうするんだろう。

トリックスターから空へ
太田のテレビブロス連載をまとめたもの。これは、逆にここ何作かでもっともよくない。書かれている内容はもっともだが、政治色が強く「なんともいえない奇妙な物語」が掲載されていない。政治色が強いのが問題なのではなく、それしか掲載されていないところが問題だ。

皇国の守護者(コミック)
架空戦記は読もうと思ったことがなかった。今年一番面白かった作品。

・涼/宮ハル/ヒの憂/鬱
なんというか、ミステリ、SF、学園小説要素をうまく取り入れ、キャラクタ小説としても白眉というものすごい作品だった。異常に伏線の回収がうまく、効果的に扱われており、最もすごいと思った作品。この後、ほかのラ/ノベを試してみたが、全く受け付けられない内容だった。

夜のピクニック
すばらしいファンタジーだ。何処にも存在しない、存在し得ない物語という意味において。この感覚に最も近いのは「よつばと」か。