謎のシャープペンシル

美術館でメモするときは鉛筆は許可され、ボールペン、万年筆などのいわゆるインク系のペンが禁止されている。
美術品にインクを誤って飛ばし、つけてしまうようなことが無いようにとの配慮である。
さて、美術館によってはシャープペンシルも禁止されている。美術館側の言い分は
1)芯が簡単に折れてしまう可能性があり、その芯がどこに飛んでいくかわからないから。
2)先が金属で、美術品を傷つけてしまう可能性があるから。
であるとされている。ただし、本音のところは
3)外観上の判別が面倒であるから。(鉛筆かペンかは簡単に見分けられるが、シャープペンシルとペンの判別はなかなか難しいから)
だろう。シャープペンシルをOKにすれば、シャープペンシルを使用している人へのペンかどうかの確認作業が発生し、少なからず不快感を与えるだろう。許可されていることを、禁止事項と疑われること。禁止されていることを、ただ指摘されること。前者より後者がトラブルの原因になりにくいのは明白である。
おまけ:極論を言えば、モデルガンをもって銀行に行く奴はいない。