ddバックアップ

WindowsXPはシステムバックアップが厄介なOSだ。それは、ファイルシステムNTFSであるがためだ。

まあ、物理コピーやら、イメージコピーやらを実行すれば、何とかなったりしたりするが、問題は元ディスクに不良セクタがあった場合だ。
Driveimageやら物理コピー機(これdo台HERO)やらいろいろ試してみたが、個人で購入できるレベルでこの問題を簡単に解決する方法は無いようだ。

そこで思いついたのがddだ。

ddとはlinuxなどで一般的に用いられている、コピーコマンドでディスククローンなどを作成するときに役立つコマンドだ。幸い、knoppix3.7というCDbootLinuxであれば、HDDに全く依存せずにOSを起動できるので、早速挑戦してみた。

元ディスク samsung   120GB(不良セクタあり) プライマリマスタ(=hda)
新ディスク hitachiGST 250GB          セカンダリスレーブ(=hdd)

1.knoppix3.7日本語版をダウンロード
2.CDに焼いて、CDブート
3.boot:プロンプトで「noswap」を入力
4.元ディスクの情報を取得(rootで)
  # hdparm /dev/hda
5.sectorsの値をメモ
6.以下コマンドの実行
  # dd if=/dev/hda of=/dev/hdd ibs=1b conv=noerror,sync count=「5で得たsectorsの値」
7.ひたすら待つ(12時間ほどかかった)
8.PCシャットダウン
9.セカンダリスレーブディスクを取り外し、ジャンパをマスタに変更。
10.プライマリマスタとしてboot
11.あっさり起動した。しかしプライマリスレーブが認識されない。
12.ドライブレターがずれまくってる。ドライブレターを修正。
13.コンパネの「ハードウェアの認識」で強制的に認識。

できた。

かかった時間はともかくとして、方法が確立できた。すげえ。
これで、HDDのお引越しが異常に安価「100円(CD-R)+電気代」
でできる。