2004-09-26 フラグの研究2 思考 マンガが小説に勝る点は、絵を伏線として活用できる点にある。絵を前述した”2)”として扱うことが容易だ。たとえば「寄生獣」を描いたことで有名な、岩明均という漫画家が七夕の国というマンガを描いている。マンガ史に残る傑作だ。非常に完成度が高い。ネタバレのため詳しい内容は省略するが、絵を伏線として効果的に用いている。このマンガを小説化できるだろうか?無理だろう。最近読んだMarieの奏でる音楽(古屋兎丸)も、そういう意味で最も効果的なマンガではないだろうか。続く