フラグの研究

小説は、フラグ立てとフラグ回収で成りたっている。
フラグ立てとは、つまり伏線をはる行為だ。
伏線には幾つかの種類が存在する。

1)回収を期待される、見つけやすい伏線
2)回収を期待される、見つけにくい伏線
3)回収を期待されない、見つけやすい伏線
4)回収を期待されない、見つけにくい伏線
などだ。

1)は必ず存在すべきである。ありとあらゆるストーリーの
基本はこれだ。

2)は、ストーリーの核心部分だ。全て予定調和で終わるストーリー
なんぞ誰が読むのか?ミステリーはこれを多用することが多い。

3)はわかりにくいかもしれない。これが伏線であると、読者を
誤解させる為のダミーだ。2)と同時に用いると効果的だ。
当然使い方を誤るとアンフェアとされる。

4)は偶然発生することが多い。これを操れると「天才」「神」とか
呼ばれたりする。

続く